男たちは夜を徹して酒を造り、女たちは慎ましく男の留守を守りました。その家は段差だらけで、冬は掛け布団に息がかかったところが凍ってしまうような日本家屋でした。
明治三十年に建築されたこの家には、日光が柔らかに差し込みます。強すぎる日射しで家財が色褪せることがなかったのは、当時の建築技術の粋を集めたものだったのだと、今更ながら感心させられます。
築125年目のこの家には125年分の物語りがあります。ここに暮らしていた人々が、この家を守るために捧げた人生を語り、昔の暮らしを伝えることが今を生きる私たちの仕事だと考え、小林家を公開するに至りました。
男たちの華やかな暮らしぶりと、それを支えた女たちの質素な生活を感じていただけたら幸いです。
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