1月23日のブログ「沢庵ドロボウ」の巻に次ぐ「白米の情け」の話
幼かったまるたと弟Yは、おいしそうな沢庵狙いでよく蔵人さんの食堂に忍び込んだ。
その日もこっそり食堂に入って沢庵をほおばっていると、あろうことか食堂のおじさんに見つかってしまった。
「ヤバイ・・・。母ちゃん(こばしりE)に通報される( ;∀;)」せっかくの沢庵の味もしない。
すると食堂のおじさんがポツリと「ハラ、減ってるのか?」と、炊き上がったご飯に塩をパラリと振りかけて、お茶碗二つ差し出してくれた。
白米は、湯気の中でキラキラしていた。
まるたの人生の中で、一番の白米の味である。
食堂のおじさん、まるた姉弟が不憫だったんだろう。
何回も言うが、その後姉は教師となり弟は、小林酒造の社長になった。
おじさん、ありがとう・・・。
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