まるた

 

小林家には「繋ぐプロジェクト」なるものがある。

 

このプロジェクト、趣旨は壮大でカッコいいのだが、ひっそりと展開しているので何度も小林家にいらっしゃっている方も気が付かないことが多い。

 

コンセプトは、以下の通り。

           
      *繋ぐ*プロジェクト   ~ 築150年をめざして~

 

本州には歴史的な建造物が多く残されています。北海道は本州に比べてその歴史も浅いのですが、現在、北海道では明治から昭和初期に建造された建築物が、どんどん壊されています。
 小林家は、明治30年に建築され、今年で121年になりました。豪雪の北海道で110年余も耐え抜いたこの建造物を保存し、北海道の文化を知る手立てとして永く残すために、小林家では「*繋ぐ*プロジェクト」を企画いたしました。
 

       「*繋ぐ*プロジェクト」の内容

 

 このプロジェクトの趣旨ににご賛同頂いたお客様に、小林家で用意させて頂いた布を1枚買って頂き、ベースになる布にお客様自身で縫い付けて頂きます。たくさんのお客様の手で縫われた布は、やがて大きく繋がっていくことでしょう。
 将来、大きくなった布を展示させて頂いたり、布の上に座ってお茶などで寛いで頂けたら嬉しいなと思っております。
 ベースにしている布と、端切れは、明治・大正・昭和初期のものです。
 
                              参加方法

 

1,布1枚分の協力金を頂きます。(1円から、お気持ちで結構です)
 *色々な柄がありますので、お好きな一枚をお選びください。
2,ベースとなる布に、針と糸でザクザクと縫い付けてください。
 *細かく縫ったり、端を始末する必要はありませんので、お好きなところに お気軽にどうぞ
  *布は縦か横に縫ってください。斜めに縫うのはご遠慮ください。(縫った ら曲がっちゃった**は、大歓迎です)

 皆様から頂いたお気持ちは、小林家の維持保存に使わせて頂きます。

 

これは、本日いらしたお客様が縫われたもの。

 

もう何回も小林家に来て下さっているお客様で、小林家のこのプロジェクトにヒントを得て、ご自分の家にある端切れでひざ掛けを作ったので、見てくださいとおしゃって持ってきてくださった。

 

一針一針に想いが込められているのがわかる。

整然と縫われた端切れたちは、なんだか嬉しそうだ。

 

小林家のプロジェクトも、4枚目に突入したので、敷物にして甘酒でも飲める日ももう少し。

 

今度、小林家にいらしたらこのプロジェクト参加してみてね。

 

もう、ザクザク縫いでいいからね****

 

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