まるた

「神の島」宮島の観光人力車のお兄さんの話  その1

 

先日、広島県の宮島に初めて上陸した まるた。

初日いっぱい歩いたので、二日目はもう一歩も歩きたくない。

 

そこに、力強く「人力車、いかがですか?良い仕事しますよ**」とお兄さんが呼びかけている。

もう、乗るしかないでしょ・・・。

 

30分の楽チン。

 

しかし宮島観光で、この30分が一番面白かった。

 

お兄さん「普通の町にはあるのに、宮島にないものは何だと思いかすか?」

まるた「う~~~~~ん???  あ*コンビニ?」

お兄さん「コンビニは昨年出来ました。(笑)」

 

病院なんだそうだ。(診療所はあるらしい)

 

宮島は「神様の島」なので、血が出る手術が出来ない。お産など、もっての外だという。

妊婦は、お産が近づくと対岸の広島の病院でお産するのだそうだ。

 

それを聞いて、なんか妙に納得というか親近感というか、やるせなさというか、その現実を否定しつつ肯定もしている、言葉に出来ない気持ちになった。

 

明治11年創業の造り酒屋である小林酒造も、神聖な酒蔵に女性が入る事を禁じていた時代が長く続いていた。身をもって経験しているまるた。

 

神の島で、人力車に乗りながらなんだか妙な気持ちになっていた。

 

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