先日、小林家を維持保存するためには無くてはならない方の訃報に接した。
こばしりEが嫁に来てから、ずっとお世話になっていた「建具職人」のMさんである。
小林家の「襖が開きにくい」とか「なんか扉がグラグラするんです」とか電話すると、何をおいても飛んで来てニコニコしながら建具にカンナをかけていた。
この龍神様が風雪に耐えて、今なお美しい形でお詣りできるのは、Mさんが常に龍神様に手を入れてくださったからである。
一昨年、小林家が10周年を迎えるにあたり手を入れて頂いた。
それは丁寧に仕上げてくださり、補修場所が全くわからない。
しかも、10時からお客様がお詣りするからと朝早くにお仕事をし、小林家スタッフが出勤する頃には姿はなかった。
そんなMさんの温和な笑顔がよぎる。
Mさん、お世話になりました。心から感謝致します。
そしてご冥福をお祈り致します。
小林家 スタッフ一同