お写真の「東出さん」は、縁もゆかりもないこの相馬邸を守るために私費をつぎ込んできた。
11年前小林家オープン前に、まるたが相馬邸を視察に行った当初から東出さんには様々なアドバイスを頂いて来た。
アドバイスは、的確で本当に助けて頂いた。
東出さんは、小林家を大切に思ってくださり見守っても下さった。
まるたが、このお話を聞いたのは昨年のこと。
東出さんがわざわざ、函館から栗山に出向いて事の次第を説明してくださった。
説明を聞いていたまるたは、涙をこらえることが出来なかった。
年齢こそ違えど、同じ古民家を守るために立ち上がった同士である。
それを全くの他人に明け渡さなければならなかったことの無念。
簡単には言葉に出来ないけれど、深い悲しみが理解出来る。
なにも出来ない自分が悔しいけれど、一日でも長く小林家を守っていこうと思いを新たにした。
今日は、ちょっと悲しいまるたである・・・。